2026-08-15
(更新: 2026-09-26)
日本ワインが飲めるお店の探し方|飲食店選びのポイントと産地別の注目店舗
約12分で読めます
執筆・監修: 平沼柊哉(J.S.A.認定ワインエキスパート)
目次
国内各地で個性ある造り手が増え、レストランやバー、ショップでも「日本ワイン」を見かける機会が多くなりました。
日本ワインとは、国産ぶどうのみを原料とし、日本国内で製造されたワインを指します(出典:サントリー お客様センター「日本ワイン」と「国産ワイン」の違いは何ですか?)。輸入果汁や海外の原酒を使用して国内で瓶詰めされたワインとは明確に区別されています。
食事に合わせてグラスで気軽に楽しみたいときや、産地のワイナリーを巡ってみたいときに、どのように店舗を探し、注文すればよいのか、実用的なポイントを整理しました。
日本ワインを飲めるお店を探す4つのポイント
飲食店やワインショップで日本ワインを楽しむ際は、次のポイントを意識すると目当ての1本に出会いやすくなります。
1. 好みの品種や気になる産地を伝える
日本ワインを扱う店では、スタッフに好みの品種や産地を伝えると提案を受けやすくなります。白ワインであれば甲州やシャルドネ、ケルナー、赤ワインであればマスカット・ベーリーAやメルローなど、代表的なぶどう品種の名前を挙げるのが近道です。
産地ごとに気候や土壌の条件は異なりますが、同じ産地であっても造り手やヴィンテージ、醸造手法によって味わいの表情は多様です。「山梨のすっきりした白」「北海道の香りが豊かな赤」のように、産地と合わせて希望する味わいの方向性を相談してみると選択肢が絞り込めます。
2. グラスの当日銘柄を確認する
グラスワインを提供する飲食店では、ボトルの抜栓状況や仕入れ状況によって提供銘柄が日替わりになることが少なくありません。メニュー表に記載されている定番銘柄以外にも、その日限定で開いている日本ワインが用意されている場合があります。
席に着いたら「本日グラスで飲める日本ワインはどのようなものがありますか」とスタッフに確認してみると、珍しい限定醸造や季節のワインに出会えることがあります。
3. ショップでは店内飲食(角打ち)の可否を確認する
ワイナリー直営店や街の酒販店には、日本ワインを豊富に揃えた店があります。ただし、ボトル販売のみを行っている店舗と、店内のカウンターやバースペースで有料試飲やグラス提供(角打ち)を行っている店舗に分かれます。
その場で飲みたい場合は、店舗のウェブサイトやSNS、事前の問い合わせで店内飲食や試飲に対応しているかどうかを確認しておくと安心です。
4. 産地を訪ねる際は事前予約と移動手段を確認する
ワイナリーや醸造所併設のレストラン・ショップを訪れる場合、見学ツアーや試飲スペースが完全予約制になっていることがあります。営業日や営業時間が季節によって変わる施設もあるため、訪問前の確認が欠かせません。
また、現地で試飲を行う予定がある場合は、自動車や自転車の運転はできません。最寄駅からの徒歩移動、電車や路線バスなどの公共交通機関、あるいはタクシーの利用を前提とした移動計画を立てる必要があります。
試飲と食事では、料金も予約条件も違う
「日本ワインが飲める」と書かれた施設でも、少量を試す設備と、料理を注文するレストランでは利用方法が違います。たとえば、山梨の勝沼ぶどうの丘には次の選択肢があります。
| 利用方法 | 公式案内で確認できる料金と条件 |
|---|---|
| ワインサーバーで試す | 450円から。グラス150円と試飲1回300円の組み合わせで、専用コインを購入して利用 |
| 地下ワインカーヴで試す | 2,200円(税込)。カーヴの見学・試飲は予約不要 |
| 展望レストランで食事と楽しむ | 甲州市産グラスワイン550円(税込)から。料理代は別で、ディナーは予約必須 |
出典:公式の試飲方法、レストランのメニュー、予約に関する公式FAQ。2026年9月26日に確認した施設の一例で、全国の相場ではありません。料金や取扱銘柄、予約条件は訪問前に公式案内を確認してください。

店を選ぶときは「その場で飲めるか」に加え、「試飲か食事か」「料金に何が含まれるか」「その時間帯に予約が必要か」を確認すると、利用の見通しが立ちます。席料やサービス料を含めた会計の考え方は、ワインバーの予算と料金の確認方法も参考にしてください。
主な産地ごとの特徴と店舗
日本ワインに出会える店舗を、代表的な産地や都市ごとに紹介します。なお、営業日や試飲の可否、取扱銘柄は時期によって変動するため、訪れる際は各店舗の公式サイトなどで最新情報をご確認ください。
山梨 — 勝沼エリアを中心とした集積地
よくある質問
Q. 試飲できる施設なら、食事も予約なしで利用できますか?
A. 試飲と食事で予約条件が異なることがあります。たとえば勝沼ぶどうの丘の公式FAQでは、ワインカーヴの見学・試飲は予約不要ですが、夜のレストランディナーは予約必須です。利用したい設備や時間帯を分けて確認してください。
Q. 日本ワインとはどのようなワインですか?
A. 日本ワインとは、国産ぶどうのみを原料とし、日本国内で製造されたワインを指します。国内製造ワインのうち、国産ぶどうのみで造られるものが日本ワインです。輸入原料を使ったものは日本ワインに含まれません。
Q. 飲食店で日本ワインを注文するときはどう伝えればよいですか?
A. 好みのぶどう品種(甲州やマスカット・ベーリーAなど)や気になる産地、白・赤といったタイプをスタッフに伝えるとスムーズです。グラスワインは日によって開いているボトルが変わるため、当日のグラス銘柄を確認するのが確実です。
Q. ワイナリーやショップを訪れる際の注意点は何ですか?
A. ショップでの店内飲食(角打ち)や試飲、ワイナリー見学は事前予約が必要な場合があります。また、試飲をする場合は車や自転車の運転を避け、徒歩、電車・バスなどの公共交通機関、またはタクシーを利用してください。
この記事の執筆・監修
平沼柊哉
「こよいのワイン」の開発・運営者。2024年に一般社団法人日本ソムリエ協会(J.S.A.)認定ワインエキスパートを取得。ワインエキスパートとしての知識をもとに、サイト内のブログ記事・コンテンツの執筆と監修を担当しています。
プロフィールを見る


