2026-08-15
(更新: 2026-08-15)
六本木のワインバーおすすめ|港区198件のデータで見る価格帯・ソムリエ在籍店
約9分で読めます
執筆・監修: 平沼柊哉(J.S.A.認定ワインエキスパート)
目次
港区にはワインバーが198件あり、うち45件にソムリエが在籍しています。この45件は東京の市区で最も多い数字です。いっぽうで、価格を登録している19件のグラス最低価格は平均1,313円。渋谷区769円・新宿区696円と比べると倍近く、港区は23区でいちばん高い水準にあります。
高くて、聞ける店が多い。港区のワインバーはこの2つで説明がつきます。
グラス中央値1,200円という水準の意味
価格を登録している19件で見ると、グラスの最低価格は400円から3,000円に分布し、平均1,313円、中央値1,200円です。母数が19件と小さいので断定はできませんが、他エリアとの差は大きい。同じ平均で並べると世田谷区776円、渋谷区769円、新宿区696円。いずれも港区の6割前後にとどまります。
チャージも同じ方向を向いています。港区でチャージが分かっている85件の平均は620円。全国平均が507円ですから、席に座るだけで100円ほど上乗せされる計算です。
なぜ高いのか。ここから先はデータの外側、街の構造の話になります。港区のワインバーは接待・会食・記念日といった「誰かと目的があって行く場所」として成立してきました。1杯800円を3杯回す作りより、1杯1,500円を2杯じっくり飲ませる作りが多い。
もっとも、例外はあります。赤坂のnomuno赤坂店はグラス880円から、口コミ1,566件で評価4.7。西新橋のWine Bar Maison Raisinは800円からで、こちらは評価4.9です。港区で安く飲めないわけではありません。安い店の分布が偏っているだけです。
ソムリエ45件。東京でいちばん「聞ける」区
港区の特徴がはっきり出るのはここです。ソムリエ在籍45件は、世田谷区26件・渋谷区30件・新宿区28件を上回り、東京の市区で最多。198件のうち23%にあたります。
六本木のWineShop Sommelierは店名がそのままソムリエで、口コミ498件・評価4.6。西麻布のグルマンディーズは評価4.6、同じ西麻布のパラボラ キュイジーヌ アンド バーは7階のビルの上という立地です。六本木7丁目のワインラウンジ バンクは地下1階。
ソムリエがいる店の使い方は難しくありません。「赤で、渋すぎないもの」「さっぱりした白」くらいの雑な注文で通じます。品種名を覚えていく必要はない。むしろ予算を先に言ったほうが早く、「グラスで1,500円くらいまで」と伝えれば、その範囲で提案が返ってきます。
45件を一覧で見たいときは港区のソムリエがいるワインバーにまとまっています。
ナチュール25件は、港区では少数派
自然派ワインを掲げる店は25件。数だけ見れば少なくありませんが、世田谷区51件・渋谷区48件・目黒区36件と比べると港区は下位です。産地の登録を見てもフランス20件が突出し、うちブルゴーニュ12件、シャンパーニュ8件、ボルドー4件。カリフォルニアも8件あります。
つまり港区はクラシックな産地が主役のエリアです。ナチュール目当てなら中目黒や下北沢のほうが選択肢が多い。それでも六本木には祥瑞 Shonzui、NozaCaza、喃喃と自然派の店が並びます。NozaCazaはペアリングにも対応しています。
25件から探す場合は港区の自然派ワインバーへ。
赤坂31、六本木22、青山21。街ごとに性格が違う
港区は「港区」でひとくくりにできません。住所で数えると、赤坂31件、六本木22件、青山21件、新橋19件、麻布十番15件、西麻布14件、虎ノ門4件という分布になります。
赤坂と新橋は会社が近く、仕事のあとに寄る店が多い。六本木は英語対応の中心で、港区全体で英語対応が85件、198件の43%にあたります。全国の英語対応率が33%ですから、港区は10ポイント高い。海外からの同僚を連れて行くならこのエリアです。
六本木6丁目にはケンゾー エステイト ワイナリーがあります。カリフォルニアで日本人が造るワインの直営店で、カウンター13席。同じ6丁目のピラミデビルにはBistro Vino 六本木がカウンター10席で入っています。
西麻布と南麻布は隠れ家寄りです。Ma Cuisineはタワーの地下1階でカウンター6席、南麻布のd'iciはソムリエ在籍・ペアリング対応でカウンター8席。どちらも小さく、ふらりと入れる規模ではありません。
青山は数字が良い店が集まります。南青山のレ・ココットは評価4.8、カウンター4席でソムリエもペアリングもあり。同じ南青山のW AOYAMA -The Cellar & Grill-は地下のセラー併設です。
個室30件、カウンター88件
席の作りは目的で選べます。個室がある店は30件、カウンター席がある店は88件で、カウンターの平均は8席です。
8席という数字は覚えておく価値があります。ひとりで行くならカウンターの端が空いていれば十分ですが、逆に「今日は絶対にこの店」という日は埋まりやすい。予約必須が8件、推奨が7件と数は少ないものの、席数の小ささが実質的な予約推奨になっています。
会食で使うなら個室30件のほうです。浜松町の肉屋のワイン食堂 ラ・ブーシェリー・エ・ヴァンは個室16席、ソムリエ在籍、フランス各地の産地登録あり、口コミ893件で評価4.5。人数が読めない飲み会の受け皿になります。
ペアリング21件と、フード充実22件
料理まで含めて任せたいなら、ペアリング対応21件が入口です。港区は198件に対して21件と割合は高くありませんが、レ・ココットやd'iciのようにソムリエとペアリングの両方を持つ店が該当します。
フードが充実と分類される店は22件。ワインバーというより食事の店に近い使い方ができます。逆に言えば、港区の多くの店は軽いつまみ中心で、夕食を済ませてから行く前提の作りです。空腹で入って食事も期待すると外すことがあります。
ペアリングから探すなら港区のペアリングが楽しめるワインバーが早いです。
目的別の入り方
港区の198件から選ぶとき、迷う理由はたいてい「何を基準にするか決めていない」ことです。データから引ける基準は4つあります。
銘柄が分からないまま相談したいなら、ソムリエ45件。海外の相手を連れて行くなら、英語対応85件。会食で人数が多いなら、個室30件。ひとりで静かに飲むなら、カウンター88件のうち席数の小さい店。
価格を先に決める手もあります。グラス中央値1,200円が高いと感じるなら、赤坂のnomuno赤坂店や西新橋のWine Bar Maison Raisinのように800円台から始まる店を軸にすると、港区でも予算は動きます。
港区のワインバー(202件)
区内全体を見比べたいときは港区のワインバー一覧から、条件で絞りたいときはひとり飲み向けの店からたどれます。
よくある質問
Q. 六本木のワインバーはグラスワインいくらくらいですか?
A. 港区で価格を登録している19件では、グラスの最低価格が平均1,313円・中央値1,200円で、範囲は400円から3,000円です。渋谷区769円・新宿区696円と比べると倍近く、23区で最も高い水準にあります。ただし赤坂のnomunoのように880円から飲める店もあります。
Q. 六本木でソムリエに相談できるワインバーはありますか?
A. 港区198件のうち45件にソムリエが在籍しています。件数としては東京の市区でいちばん多く、六本木のWineShop Sommelierや西麻布のグルマンディーズなどが該当します。銘柄より「今日の気分」で選びたいときの相談先になります。
Q. 六本木のワインバーは予約が必要ですか?
A. 港区で予約ポリシーが分かっている店のうち、必須は8件、推奨は7件です。数としては多くありませんが、カウンター中心の店はカウンター席の平均が8席と小さく、埋まると入れません。行きたい店が決まっている日は連絡を入れておくほうが確実です。
この記事の執筆・監修
平沼柊哉
「こよいのワイン」の開発・運営者。2024年に一般社団法人日本ソムリエ協会(J.S.A.)認定ワインエキスパートを取得。ワインエキスパートとしての知識をもとに、サイト内のブログ記事・コンテンツの執筆と監修を担当しています。
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